4月6日

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2年になってもまた同じクラスになれた 嬉しすぎてその日の夜はあまり寝付けなかった 初めて隣の席になった時は「荻原浩」にありがとうと言った 席が隣になってからは毎日がお祭りのようだった気がする 授業にはあまり集中出来なかった そのおかげで成績が中の中だったのが中の下に下がってしまった 彼女の横顔を見るたびに、僕は彼女をどんどん好きになっていった あまり大きくない目に長い睫が際立っていた 彼女のどこが好きかもし聞かれたなら僕は上手く答えられない気がする 顔や性格、そんな簡単な理由ではないと思う 一つ間違いなく言える事があるとすれば彼女のなにかが僕の心を鷲掴みしているんだと思う
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