《別れ》

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安らかに寝ておられるかの様な鮮やかな肌色…。 初めは只寝ておられるのだと私はその姿を眺めておりました。 しかし…真実は…現実は…何と残酷な…。 気付け無かった…。 訴えていた…あの晩の半狂乱な姿…。 今にして考えたらば、気が触れたかの様に見えた。 私の想い違いかも解りませぬが…。 そして何者も気に留められず…。 もしそうならば、その心を覗けば…貴女なら死を選ぶ。 私はそう考える。 真実は解り兼ねますが…。 もう忘れた方がよいのかも解りませんね…。 私の考えからの推測を元に考えたら。 互いに。 でも今はまだ難しい様です。 どうかお許し下さい。 弔いの歌を唄を歌います故…。 さよなら…。 生まれ変わってもまた逢おうね。 敬具
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