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男同士で付き合っているなんて、世間からすれば異常なことだから。 伊東は別に公表しても構わないようだけど、俺は違う。 ただでさえ伊東の存在は人目を引くというのに、これ以上好奇な目に晒されたくない。 「テメェは俺の授業がつまんねーって、そう言いたいのか?…オイッ!」 「いっ!」 言いながら担任は再びチョークを伊東の額にぶつけた。 「ちがっ…、違うっつの!ちゃんと授業も聞いてたし!ちょっ、チョーク投げんのやめろよ先生っ!」
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