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「へ・ん・じは?」 それを聞いた担任はにっこりと微笑みながら黒板消しを掴み、振りかぶる。 「はいっ!もう2度としません!」 その笑顔に恐怖したのか、伊東はビシッと敬礼して謝った。 しかし、 「遅い」 「ぶっ!!」 哀れ伊東の顔面に激突した黒板消しは、盛大な粉煙を撒き散らしながら落下した。 「ゲホッ、ゴホッ…!」 口の中に入った大量の粉を吐き出そうと咳き込むが、時既に遅し。 あんなまともに食らってるんだ。 大半は吸い込んでいるだろう。
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