~一章~ paradise

2/26
前へ
/57ページ
次へ
光輝いた世界は色彩が再構築され、視界に飛び込む世界の美しさを鮮やかに映し出した。 「…うわぁ…」 俺は思わずまた声が出た。 空はどこまでも続くスカイブルー。流れる雲は空をゆっくり進んでいる。 あ、鳥が飛んでる。 すげ…! 周りを見るとココは公園らしい。だけど何やら白い霧が沢山フヨフヨ浮いている?なんだアレ?? 答えはすぐに解った。 「すげ!なんだよこの世界!」 あ~。入ったばかりの俺と同じ新人さんか。 心の中で妙に納得し、その人をしばらく見ていた。 「ぴぴぴ!ぴぴぴ!」 わ!! な、なんだ!? ぁ、電話か…ってどうやって電話出るの!? 俺はアタフタしながら白い霧のエフェクトを揺らしながら慌てた。 「どうしました?」
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加