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『【リー】がアナタを呼んでいます。TPしますか?』
どこからか声に呼びかけられた。これが音声ガイダンスみたいだ。
勝手は解らないけど答えればいいのかな~?
「YES…でいいのかな?」
うわ?!
答えた途端に足元?から光の螺旋が浮かび上がって俺を包み込んだ。
「うわ?!」
視界は白で次第に染まり、いきなりの浮遊感に俺は襲われてパニックになった!
「よw来たな。」
俺は瞑っていた眼を開き声のした方向を見た。
そこには黒いロングヘアに赤いメッシュのモデルのような人が立っていた。
「け、慶介さん?」
その人は頷き、満面の笑みで俺を迎えてくれた。
「二人の時は慶介でいいけど、ここではリーと呼べよwリアルバレはネチケット違反だぜ?w」
あ、そうか;
大抵ネットの世界ではリアルに繋がる情報はタブーとされている。
実名をアバターにする人も多いが大抵は自分の気に入った名前をつける人が大半だ。
このV・T・Rは後から情報を入力するタイプで、情報の変更は後からでも出来るらしい。
だから俺の名前はまだこの世界ではないんだ。
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