~一章~ paradise

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「イズミは名前設定やらなんやらまだなんだよな?」 慶…いやいや、リー先輩はそういって俺を見つめてきた。 …先輩だって解ってるんだけど、何この恥ずかしさ; 「設定、名前とか全然思い浮かばないんでメチャ悩み中ですよ、ははは…w」 先輩だし、正直どうしたらいいか解らないから素直に言ってみた。 ゆっくり決めてみてもいいしね。 「…イズミ、話があるんだがいいか?」 え?なんだろ? とりあえず、何のことかは解らないし聞いてみなきゃね。 先輩が話か~…なんだろ?? 「なんでしょ?明日の仕事の事ですか?」 思い当たる事もないのでなんとなく話を振ってみた。 「ちょwwお前wwwなんでここでリアルワークの話だよwwwww」 先輩に大爆笑されてしまった… よく天然だとは言われる…空気嫁ですねw 「…えとw改めてなんでしょうかww」 先輩は屈み込み、お腹を抱えて笑っているのを顔を上げてこちらを見た。 ぁ、涙目になってるしw にしても先輩の顔は本当にキレイだな~? 「あ~wwwわりぃwwちょ、受けたw」 そう言って先輩は瞳から溢れた涙を指で拭い、立ち上がって改めて声を掛けてくれた。 「イズミ、ウチで働かないか?」 「へ???」 いや、意味が解らなかった。
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