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・・・暗闇の世界。
ーーまたいつものか。
夢の主、大基は、何度も見ているこの空間に呆れている。
ーー早く朝が来ないかなぁ。
大基は俯いていた顔を上げる。
ーー!!
前には黒いフードを被った男がいた。
ーー誰だこいつ?
「相手の名前を言う前に自分の名前を呼ぶべきじゃないかな?」
ーーなっ!!
「びっくりしているようだな。聖なる光の加護『エルスリア』の主、月宮大基。」
ーー何で俺のことを知っているんだ?
「何でって、そりゃあ僕が君に『夢』を
見せている張本人だからだ!まあ僕のことは〔創造者〕と呼んでくれ。」
ーー何で俺に夢を見させる!何が目的だ!
「見させる理由?それは、お前が選択しなければいけないからだ。そして真実を知ってもらいたいからだ。」
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