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ーー選択?
「そうだ。我らは【神】になろうとしている。そして、その準備としてお前の持つ『エルスリア』が邪魔なのだ。」
ーーじゃあなんで、総動員で襲って来ないんだ?
「条件として、『エルスリア』の力は対象人物が三人以上だと、能力で攻撃されることはない。ただ、自分も能力で攻撃できないのだ。」
ーーそうか、だからあの時斬れなかったのか。
あの時とは、龍人との戦いだ。
「お前に二つの選択肢を与える。一つは、運命を抗って我らと戦う。もう一つは我らに『エルスリア』を渡す。さあ、君はどちらを選ぶ?」
ーーもちろんおれは、抗う方を選ぶ!!お前らの好きにはさせない!
「やはりか、ならば最後まで辿り着けよ。この永久なる暗黒の迷路のゴールまで。最も、そこには、我らがいるがな。明日から〔刺客〕が現れる。楽しくなりそうだな大基。最後まで楽しませてくれよ。それでは。」
黒いフードを被った男は消え、白い光が差し込んでくる。
朝がくる。
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