運命の始まり

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「誰だお前ら!?」 「お子ちゃまが来る所じゃねえぜ!」 げらげらと笑う男達。だがその笑いは急に止まり、 「これ以上近づいてきたらコイツもお前らもただじゃ済ませねぇぞ。」 結構恐そうな口調でしゃべってるが、その男のおでこには、こぶがあった。 笑いながらも大基は 「気を引き締めろよ海飛。いくぞ」 「ああ!」 海飛が俺よりも先に走りだし、男達に攻撃しようとした。だが・・・ ズバアァァン!! ・・俺は唖然とした。 海飛はその場に倒れ、『血』を流していた。 リーダーの手には黒い何かが握られていた。 「きゃああああ!」 れなは悲鳴を上げていた。 「覚えておけ!俺の名前は千石龍人!『能力者』だ!」 「・・・能力者?」 海飛はやられ、コイツは変なことを言ってる。 ・・・夢の通り!だがこのあとのことは全然分からない。 「ん?このガキまだ動くぞ?」 海飛は立ち上がろうとしていた。 「とっととくたばれ!」 黒いものを振り下ろす龍人。泣いているれな。血を流している海飛。そして何も出来ない俺。全てが真っ白になった・・ 止めろ・・・止めてくれ・・・。そして 、 「止めろーーーー!」
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