オリヒメトヒコボシ

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  ――--‐‐ 「あちぃ~」 七夕イベント(笑)も終わって、各自自分の部屋に戻ったらしい。 シャワーを済ませてリビングに戻ると、誰も居なくなっていた。 冷蔵庫から水を取り出し、口を付けたところで『あっ♪』と思い付いた。 「今のうちに見ちゃおかな♪」 急いでベランダへと向かう。 蒸し暑く、湿気を含んだ空気が肌を包む。 「え~と…」 “ユチョナのオデコがコレ以上広くなりませんよーに。 BY シア” …ユチョナ…泣いて喜ぶだろーな(笑) “シアヒョンのギャグが、もう少しまともになりますように。 BY チャンミ” 兄思いな弟を持って良かったね…シア。 “チャンミがこれ以上身長が伸びませんよーに。 BY ユチョナ” …同じくらいの時も可愛かったけど、身長は反則なくらい伸びてるもんなぁ。 伸びても可愛いままだけど。 ユチョナに一票。 てか、この三人…。 仲が良いとゆーかなんてゆーか…。 …あれ? そえばユノのは? …あ、あった。 “世界征服。 BY ユノ” 「…ははッ。野望大きすぎだよユノ」 “上”を目指すユノらしいとゆーかなんとゆうか。 ふ…と気になって、ユノの短冊の紙を裏返した。    「…………ッ………」 “ジェジュとずっと一緒に居られますように。” 「…バーカ」 思わず照れ笑い。 だって同じこと書いてるし。 「…バカで悪かったな」 急に背後から声を掛けられて、心臓も身体も跳びはねた。 「ぅあぁッ?!な、なんだ、ユノか…ビクッリさせないでよ~」 頭をかきながらユノもベランダへと出てきた。 「勝手に見るのはどうかと思うけど?」 「あはは~…つい気になっちゃって……ねぇ、ユノ」 .
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