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「えぇ。ジェジュヒョンから教えられたんですよ。ユノヒョンの計画を」
………ッッ!!ジェジュ!!!
ケタケタと笑うジェジュの声が、遠くから聞こえた様な気がした。
多分気のせいだろーけど…。
「つれないですね。こんなにも長く一緒に居るんですから…、
遠回りなやり方じゃなく、直接言ってくれれば良いのに」
抵抗したくとも抵抗出来ず、
されるがままベッドへと押し倒される。
上からのしかかって来る圧力に、熱い吐息が洩れる。
………ちょっと待てよ?
なんで俺が下に敷かれてる???
「…な…にを…?」
「そんな瞳を潤ませて誘わないで下さいよ…理性がもたなくなるじゃないですか」
背筋に走る悪寒。
チャンミ、待ってくれ!!
俺がチャンミを抱きたい訳で、
抱かれたい訳じゃなくて…(汗)
「……ッチャン…ミッッ」
「男を抱くのは初めてですけど…ジェジュヒョンにレクチャーは受けたんで、安心してくださいね?」
ニッコリと笑ったチャンミが悪魔に見えた。
ぎゃーーーーーッッ!!
と、いう内心とは裏腹に、本当に初めてなのか?!と思うような技巧を凝らした愛撫に、
俺はハンパじゃないくらい鳴かされ、未開の地を開拓(爆)され…。
行為の後、
背中にキスを落とされながら、チャンミに、
「ユノヒョン…どうでしたか?」
と意地悪に聞かれたけれど、プライドから答えられなかった。
俺はズキズキと痛んで動けない腰を庇いながら、
枕を涙で濡らすことしか出来なかった。
認めたくないけど…。
マンネの癖に…上手かった…(泣)
「あぁそうだ。順番逆になっちゃいましたけど」
そういって身体をひっくり返される。
「ずっとユノヒョンの事が好きでした。これからもヨロシクお願いします」
ニッコリと微笑むチャンミ。
この笑顔が好きだ。
思わずドキドキしてしまうくらい。
でも…。
「あ、勿論。ユノヒョンが“受け”ですからね?」
…泣。
-END-
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