ヒミツノヒミツ

6/6
前へ
/70ページ
次へ
  「えぇ。ジェジュヒョンから教えられたんですよ。ユノヒョンの計画を」 ………ッッ!!ジェジュ!!! ケタケタと笑うジェジュの声が、遠くから聞こえた様な気がした。 多分気のせいだろーけど…。 「つれないですね。こんなにも長く一緒に居るんですから…、 遠回りなやり方じゃなく、直接言ってくれれば良いのに」 抵抗したくとも抵抗出来ず、 されるがままベッドへと押し倒される。 上からのしかかって来る圧力に、熱い吐息が洩れる。 ………ちょっと待てよ? なんで俺が下に敷かれてる??? 「…な…にを…?」 「そんな瞳を潤ませて誘わないで下さいよ…理性がもたなくなるじゃないですか」 背筋に走る悪寒。 チャンミ、待ってくれ!! 俺がチャンミを抱きたい訳で、 抱かれたい訳じゃなくて…(汗) 「……ッチャン…ミッッ」 「男を抱くのは初めてですけど…ジェジュヒョンにレクチャーは受けたんで、安心してくださいね?」 ニッコリと笑ったチャンミが悪魔に見えた。  ぎゃーーーーーッッ!! と、いう内心とは裏腹に、本当に初めてなのか?!と思うような技巧を凝らした愛撫に、 俺はハンパじゃないくらい鳴かされ、未開の地を開拓(爆)され…。 行為の後、 背中にキスを落とされながら、チャンミに、 「ユノヒョン…どうでしたか?」 と意地悪に聞かれたけれど、プライドから答えられなかった。 俺はズキズキと痛んで動けない腰を庇いながら、 枕を涙で濡らすことしか出来なかった。 認めたくないけど…。 マンネの癖に…上手かった…(泣) 「あぁそうだ。順番逆になっちゃいましたけど」 そういって身体をひっくり返される。 「ずっとユノヒョンの事が好きでした。これからもヨロシクお願いします」 ニッコリと微笑むチャンミ。 この笑顔が好きだ。 思わずドキドキしてしまうくらい。 でも…。 「あ、勿論。ユノヒョンが“受け”ですからね?」 …泣。 -END-
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

558人が本棚に入れています
本棚に追加