87人が本棚に入れています
本棚に追加
ピピピピ──────
目覚まし時計が
うるさく鳴る。
「んんん………。」
重たいまぶたをこすりながら、目覚まし時計を見る。
「なんだ……まだ8時じゃん。」
俺は大きなあくびをして
目をつぶる。
いや────
待てよ?
ガバッと起き上がり、
もう一度目覚まし時計を見る。
「やっべぇぇぇ!!」
俺は大声を出した。
今日は春休みが終わり、始業式なのだ。
そしてこのまま
支度をしてダッシュで出ていっても遅刻ギリギリだろう。
「あー。くそっ!」
自分にキレて
髪をクシャクシャにする。
───────
─────
制服に着替え、自分の家というか、マンションを飛び出した。
今日から高2。
先輩との付き合いも
なれてくるし
後輩もできる。
それに面倒くさいことは後輩に任せられるし………
そして受験もまだ大丈夫なところだ。
高2は最高だ!
自転車の範囲をギリギリ越えてない自分のマンションを少し恨みながら
ダッシュで高校へ向かう。
最初のコメントを投稿しよう!