動き出す魔力

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「まずは私の出身かな」 「空から変なカプセルで来たんだ、どっかの宇宙人とかじゃないのか?」 「そんなわけないだろう・・・私はれっきとした人間だ。体もちゃんと人間の形だろうが・・・」 「服はみたこともない物だけどな、エイリアン」 「おい・・・まったく・・まあいい・・・お前は超能力を信じるか?」 「いきなり言われる質問にしては物凄い飛び抜けているな・・・信じるもなにもあの力・・・超能力以外なんと呼べばいいんだ」 「まあ、それなら話ははやいな、あれは俗に言う超能力と呼ばれる力だ」 「テレパシーとかテレポートとかもできたりか?」 「実験している割りには夢見がちだな・・・超能力というがちゃんとした過程があるのだ、魔法じゃあるまいし・・・」 「過程か・・・実験している段階で過程についてのことには無関心だったな」 「人には誰しも微弱電流があるだろう?脳の動きに影響して変化する電気だ」 「それくらい知っている、脳波検査なら病院だぞ?」 「寒いジョークしか言えないのかお前は・・・・私の能力は、その電流を操作して、脳を自在にコントロールする力だ」 「だからあのときナイフで自害させたり、トイレに篭る情けないテロリストなんかにできたのか・・・にしてもどうやってその力を俺に?」 「お前の脳波を掴んで超能力が出来るように書き換えた。ちゃんとマニュアルもつけたからやり方はすぐわかっただろう?だが私からの力の流用じゃ限界があるのだよ」 「限界?」
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