偽りの平和

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少女が目を開いた瞬間、変な意思が伝わってきた。なんだこれは?脳に直接伝わってくる?頭が痛い・・・・ 「私の能力をやる、これで世界をなんとかしろ」 は?何を言ってい・・・・・なんだ・・・この頭のスッキリした感じは・・・ なるほど、そうか・・・そういうことか・・・ お前の能力、使わせてもらう・・・ 「なんだ?おい、ぼーっと立ってないでさっさと歩け」 「ふん・・・・学園に何をしにきたか知らないが、学園の生徒にはしっかりあいさつしなければならないだろう・・・死を持ってあいさつをするがいい」 「何を言って、ん?・・・お前・・・何を・・・」 顔を見つめ合ったとき、男の様子が激変した、武器を置き、持っていたナイフで自分の動脈を切り裂き、倒れた よかった・・・・幸い外にはバレていない、この能力を使ってあたかも警察軍の突撃で助かったように見せよう・・・・ まずは・・・・・ 「おら!机から離れろ!服を脱いで全員下着になれ!携帯なんて隠しててもすぐわかるからな!」 あれが首領か・・・他に何人かいるな・・・よし ラーンは先の倒れた男から奪った無線機を手にとった。 (やつの声は覚えている、うまく音声調節して・・・・) 無線機の送信装置部分に壊れない程度の衝撃を加えた 「校庭の方からの連絡だ」 「わかった、変われ・・・なんだ?」 「実は、校庭に妙な物が落ちている、全員総出できてほしいのだが・・・」 「妙なもの?わかった、今行こう、1人は人質を見張ってろ、何かあったら無線しろ」 「あいよ~」 「無線にノイズがかかっていた、その妙な物ってやつのせいか?とりあえず行こう」 ふむ、一人になったか・・・・まあいい
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