プロローグ

4/12
前へ
/231ページ
次へ
「街灯がないと真っ暗でいけねぇやね。」 「全くだ。」 路地裏は街灯がなく正に一寸先は闇といったところだ。 パシャッ… 朱鷺が水を踏んだ。 「おろ?水溜まりをふんじまったか。」 そう言って朱鷺はしゃがむ。 朱鷺はしゃがんで動かない。 「どうした?朱鷺。そんなに靴が濡れたのが嫌だったか?」 そう言って更家も朱鷺の隣にしゃがむ。 すると更家もどうして動かないか理解した。
/231ページ

最初のコメントを投稿しよう!

113人が本棚に入れています
本棚に追加