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「こっち見てえ、悠一くぅん」
……。
強烈ぶりっこな杉田の声に
若干嫌な気はしつつ
ゆっくり振り返ってみる。
「どぉお?うふん」
うっは、きめえ。
白のミニスカ。
水色のジャケット。
ベレー帽。
どっかで見たことあるぞ、この格好。
「…え、杉田?暑さで頭が…」
「ちっがぁぁう!」
「病院行こう。な?」
「この格好わかんないの!?せっかくお前の…」
「せっかく俺の、なに?(笑)」
わかってるよ。
その格好は
絶●可●チル●レン(某100%可愛い子供たち、のようなアニメ)
のコスだろ?
俺が声あててるアニメ、見てくれてるんだ?
「…や、別にお前関係なかったわ。うん。これ、俺の趣味だから。うん。」
隠しきれてねー…(笑)
「っとに可愛いな。…お前はどんな超能力使えんの?」
(このアニメの主人公、小学生の女の子たちはエスパーという設定です)
「…な、…中村をメロメロにするやつ」
んもう、激かわ!
「使ってみてよ、その超能力」
「…やだ」
「まあそんなの使うまでもなく、俺はお前にメロメロだけど」
ねぇ神様。
俺、今日、こいつを襲ってもいいよね?
………いただきます。
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