2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
本こそ魔法
まず始めに俺はまだ呪文が使えない。
この世界では呪文は呪文書に書かれている、呪文書を読む事によって呪文という力を得る。
呪文書といっても文字が直接書いてあるわけではない、暗号のようなものだ。
それを読みとかなければ呪文は得られない。
大抵、呪文書は教わらなければ読みとく事ができない。
そのため、呪文を手に入れようとする者は呪術師の弟子になる。
俺もその一人というわけだ。
これは世界が呪文を支配し、人間が支配の元に生きている時代の話である。
最初のコメントを投稿しよう!