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総悟か!お前…総悟だな!懐かしいなぁ~私の事覚えてるか?」
そう言うと咲夜はぎゅうっと茶髪の少年を抱きしめた。少年は頬をほんの少し赤く染めると,柔らかく微笑んだ。……が次の瞬間どこから出したのか,大きなバズーカを咲夜の後ろに立っていた土方に向けて構えると,躊躇わずに引き金を引こうとした。
「土方さぁん。なんで咲夜と抱き合ってたんですか~ぃ?本当にアンタなんなんですかぃ。つか土方死ね。」
クールな表情でつぶやきながら,銃口を土方に合わせ,引き金をがちょん,と引いた。
「総悟っっ!!てめっ死んだらどーすんだ!!」
ひらり,と土方は軽々沖田の攻撃を避けると怒声を上げた。
すると,沖田は反省の色を1㍉も見せず,つぶやいた。
「チッ…土方さァん…避けないで下せェ…ところで,咲夜はなんで帰ってきたんですかぃ?」
沖田は首にぶら下がってきた咲夜の頭を撫でながら咲夜に聞いた。すると咲夜はほぇ?という顔をした。
「え?私連絡したはずだけどー?」
「誰にですかぃ?」
「山崎だけどー…」
「よし,沖田ぁ…早く帰って山崎殺すぞ…」
「了解でさぁ,そうと決まれば早く帰るために…咲夜を俺が"抱きしめて"屯所まで連れていきまさァ。さ,行きますぜぃ,土方さん。」
沖田は咲夜を撫でて,お姫様抱っこした。
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