祝杯をあげましょう?💓

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「コホン。ではでは、無事に進級出来たことを祝してっ かんぱーい!!」 「か、乾杯です!」 「……」 「……」 「み、美月さん……宏さんまで……」 「あ、はははは……も、もっと元気出そうよ?コレばっかしはしょうがないと思うけど……」 俺こと、瀬川 宏は本日より高校二年になりました。普通にしてれば誰でも進級くらい出来るけどさ…… でも鈴木 真紀がソレを祝おうと、俺ん家で皆で集まっているんです。 言いだした真紀の妹、鈴木 沙美ちゃんと俺の彼女の香山 美月とで。 うん、それは良いことだとは思うよ? オレンジジュースで乾杯だっていいとは思うよ? でもさ……素直に祝えないのだよ。 「なんで……」 「なんで…!」 「俺と美月のクラスが違うんだぁーーっ!」 「私と宏のクラスが違うのよっ!!」 神というものがいるのなら聞きたい。 俺達が何をしたっていうんだ?
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