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確かに親衛隊はやりすぎだと思う。
だが、郷に入っては郷に従えと言う言葉がある通り、それになぞるのが普通だ。
わざわざ、親衛隊煽りやがって…。うぜぇ………。
俺から見た(聞かされた)奴の人間像は、自己中で傲慢、我が儘なクソ餓鬼。
生徒会連中は奴のそんな性格がお気に入りらしく、仕事もしないで尻を追っかけてるわけだ。
誰がどいつの尻を追っかけようが、俺には関係ない。
だが、生徒会の仕事をしているのは各親衛隊。
ふざけんなと言いたい。
死ねばいいと思う。
むしろ俺が殺してやりたい…。
そんなこんなで、今学園は大荒れ状態です。
各親衛隊は異分子をどう消すかヤケになってるし…。
会長親衛隊はないよ。
だって俺が隊長だし。
制裁とか勝手にやってろって感じだけど、見付かった場合俺に迷惑かかるじゃん?
だから、今は抑えてる。
それも難しくなってるけどね。
はぁ…面倒くさい…。
「い~く~!!おはよ~♪」
「おはよぉ、鈴。何処行ってたのぉ?」
「ひ・み・つ☆つか何で~?僕がいなくて寂しかった?」
「うん、凄く寂しかったよぉ?」
目でウザいと語ってみる。
こいつは、間宮 鈴。俺の同室者で素の俺を唯一知ってる奴。
ちなみに会長親衛隊副隊長だ。
俺が入った時に一緒に入って、今は副隊長まで上り詰めた。
鈴も生徒会に興味がない。
入った理由は面白そうだからだそうだ。
俺にとっては、素をさらけ出せるかけがえのない存在。
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