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「はーい」
重い腰を上げ、今更ながら、何故返事などしてしまったのだろうと、後悔をしつつ、玄関に向かう。
「どちら様…」
ドアを開ける前に、スコープから相手を確認する。
―――そして、我が目を疑った。
見慣れた金髪。
自分よりも、ほんの少し小柄な身体。
嘘でしょう?!
「きょっ、京さん!!」
急いでドアを開けると、雨に濡れて来たのか、全身ずぶ濡れになった彼が、そこに立っていた。
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