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目が覚めると私は何処かの部屋に居ました。
奈良「ここは…?」
ゆっくり体を起こすと部屋の窓側で見たことのあるような男の子が目を覚ました私を顔だけを向けて話しかけてきた。
男の子「君、学校の門の前で倒れていたんだ、たまたま僕が君を見つけてここまで運んで来てあげたんだよ」
男の子は私にコーヒーを渡しながらそう言った。私はコーヒーを受け取り私がここにいる訳を聞く前に話してくれた男の子へこう言った
奈良「そうなんですか!?あ、ありがとうございます、…あの…ここは?」
周りを見渡せば見覚えのある場所だとは分かるがそれをどこで見たのかが分からず、とりあえず男の子に聞いてみると男の子はカーテンを開けて
男の子「ここは応拶室、風紀委員…つまり僕達が使っている部屋だよ」
そう答えてくれた
奈良「へぇ~あなた風紀委員何ですか」
雲雀「僕が並盛中の風紀委員長の雲雀 恭弥、君…ここの生徒じゃないよね」
簡単な自己紹介をしてくれた男の子雲雀恭弥は「君は誰?」とでも言うような言い方で私に質問をする
奈良「あっはい!えっと…私は凉風奈良、私まだここへ来たばかりでどうしてここに来たのか…今さっき初めてここは私がいた場所じゃないんだって気付いて…」
雲雀「ふーん、そう…詳しいことは聞かないけど…風紀を乱すようなことはしないでね」
奈良「あ、はい大丈夫です!」
(心:雲雀恭弥…かぁ…大人っぽくて…クールで…格好良くて…何となく落ち着くなぁ…)
雲雀「…どうかしたの?」
奈良「ぁいやっ何でもありませんっ」
雲雀「クスッ、そう…」
雲雀は無駄に元気な私を見てクスッと笑う
私はそれを見て思わずドキッとしたが行く宛てもないことに気付き恐る恐る聞いてみた
奈良「あの…私はここに居てもいいでしょうか?」
雲雀「居たくなかったら出て行けばいい…」
奈良「それじゃあもう少しここに居ます」
雲雀「勝手にどうぞ」
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