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試合が終わって、いつもの反省会。 でも今日は反省会じゃなくて、ゆうのお別れ会だった。 みんなの表情にも悲しみの色は隠せない。 ゆうは、監督に背中を押されて、みんなの前で自分の口から告白した。 ゆ)「今日はお疲れ様でした。みんなに言わないといけないことがあります。もう、知ってると思うけど、僕は脳腫瘍という病気になってしまいました。」 誰も口を開かず、静かに聞いている。 ゆ)「甲子園に一緒にいけなくて……」 ゆうの声が震えてる…。 ゆ)「ごめ…んなさ…い」 でも、涙を袖で拭って、チームメイトに笑顔を見せた。 ゆ)「でも、みんな、頑張ってね!俺も頑張るし、応援してるから!」 静かになった空気の中で、ゆうとずっとバッテリーを組んできた、山田くんが立ち上がってゆうを抱きしめた。 山)「ゆう、待ってるからな。俺は、ゆうを待ってる。」 山田くんの言葉にゆうは力強くうなづいた。
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