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先生との話を終え、震える手でなおに電話した。
とても一人では抱えきれなくて
な)「はい?」
た)「ゆうが…ゆうが…」
な)「なに?ゆうなんだったの?」
なおのその質問になんでもなかったって答えるはずだったのに。
なんでこんなこと言わないといけなくなったんだよ…
た)「ゆう…ね、のう…しゅようだって。」
な)「!!!」
なおが息をのむのが分かった。
もうどうすればいいのか分からない。
な)「兄ちゃん、なおんとこ居て。僕、行くから。」
弟に頼るなんて…
でも、誰かに縋り付きたかった。
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