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ゆうの部屋に入るとゆうはまだ眠ってた。 寝ているゆうの頭をなでる。 この中に腫瘍があるなんて… 信じられなかった。 やり場のない怒り ぶつける事のできないものは全て涙となって出ていくみたいだった。 泣いちゃいけない ゆうを支えなきゃ そんな思いが渦巻いてるのに涙がとまらない。 すやすや眠るゆうを見てるとゆうが病気なんて信じられない。 でも病気であることは紛れも無い真実で。 辛い現実。 どうすることもできない。 ゆうがかわいそうでかわいそうで。 何にも知らずに眠るゆうがかわいそうで。 でも不思議と逃げる気持ちはなく、現実と向き合う覚悟は出来てた。 ゆうなら、がんばれる。 ゆうなら、キセキが起こる。 そう思うしかなかった。
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