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その日は、珍しくゆうが帰ってこなかった。
な)「ゆう、遅いね。」
た)「何にもないといいけど…」
でも、2人の心配をよそにゆうは満面の笑顔でかえってきた。
ゆ)「兄ちゃん!オレ、スタメンに選ばれた!!」
大事そうにかばんからとりだしたもの。
それはゆうが憧れていた背番号2。
な)「ゆう!!やった!!!」
なおは泣く寸前。
た)「よく頑張ったな。ほら、父さんと母さんに報告しろよ。」
ゆ)「うん!!!」
大喜びで報告に行くゆう。
写真に向かって、大きな声で報告するゆうにきっと天国で父さんと母さんもうなづいてくれてる。
そう、思った。
でも、神様は残酷なんだね。
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