プロローグ

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姫香「これは?」 睦月「"修学旅行のしおり"だ」 姫香「あぁ…なるほど…だからこんなにあるんですね…」 睦月「そうなんだ、これをホッチキスで留めて見本と同じように作って欲しいんだ」 姫香「分かりました」 睦月「ありがとうな。俺も他の仕事が一段落着いたら手伝いに来るからその間1人で頼むよ」 姫香「分かりました、先生が帰って来るまで私が頑張っておきますね!!」 そう言って笑うと… 先生は… 睦月「……。」 黙ってしまった―…。 姫香「先生?」 睦月「え…あぁ、頼むよ」 姫香「はい!」 睦月「…でも…頑張り過ぎるなよ…」 姫香「え…」 先生はそう呟いて… 姫香「っ!?」 私の頭を撫でて 教室を出て行った―。
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