僕と君の物語

入学式

｢じゃぁ、まずは自己紹介だね。私の名前は西村香奈！香奈って呼んで！ほら！次は美華の番よ!｣

そう言うと美華という子は香奈の後ろから出てきた。

｢････柊美華････よろしく････｣

そう言って無表情で挨拶した

もう一人の娘は大人しそうな娘だな････

｢俺の名前は北村弘樹！よろしく！｣

うるさいな、さっきからテンション上げすぎなんだよ。

そんな事を思っていると誰かに横腹をちょんちょんとつつかれた。
振り向くとそこに柊さんがいた。

｢ん？どうした？｣

｢･･････あの･････名前･･････は･･････？｣

｢あぁごめん！俺の名前は明石秀一｡よろしく柊さん！｣

｢･････美華で････いい･･･｣

｢？そっかじゃぁ美華ってよぶよ！｣

そう言って柊さ･･･美華に笑顔を向けた。

すると美華の顔が赤くなった気がしたが････気のせいか

｢はーい、お待たせー。今から入学式始めるから付いて来てー｣

｢だって、行こっか？｣

すると小さく頷いて歩いてきた･･････何か小動物みたいで可愛い････