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勝手に狩りに出ていかれては助けようがないからであるもし、仮に勝手に狩りに出かけた場合は厳重な処罰を下されることだろう・・・
サイガは身震いさせながら叫ぶ
サイガ『ぅ〰〰〰っ!よっしゃぁぁぁぁぁ!!』
ビクッ!とするエア
エア『な、なんだよ急に』
サイガ『親父を説得してくるっ!』
エア『おう、わかった。俺はもうちょいここで見ていくよ』
サイガは猛ダッシュで家まで駆け付ける。扉を跳ねのけ親父に向かい告げる
サイガ『親父、俺やっぱ今日ハンターに・・・ガッ!』
親父の熱い拳を頭に食らうサイガ。思わず悶絶する
サイガ『いっっってぇぇぇぇぇーっ!!』
親父『お前急に飛び出して仕事サボりやがって!なに考えてんだ!それにハンターはまだ早いといっただろうが!』
サイガ『頭かてぇんだよ!俺は今日で16だ!やっとギルドに仲間入り出来るんだよ!』
ギルドは16歳からクエスト受注が出来るようになる。つまりハンターとしていきていく正当な年齢が16歳なのである。が、一部例外もある
親父『・・・お前じゃまだ無理だよ』
サイガ『なんでだよ!』
親父『力が足りねぇ』
サイガ『わからねえだろ!』
親父『わかる!じゃあ腕相撲で俺に勝てば許してやる!』
サイガ『・・・わかった!』
太い丸太のような腕をした親父と枝のような腕のサイガ。勝敗は見えていた
レディー・・・ゴッ!
一秒でケリがついた。
親父『はい、諦めろ~。お前はここで造船してたらいいんだよ!船こそロマンだろが!!』
サイガ『ゥウゥ・・・』
タダッ!バタンッ!
なきながら家を出るサイガ。
船大工『おやっさんも人が悪いねぇ、行かせてやりましょうよ』
親父『男手一つでこの村に一艘のイカダに乗って流されたあいつを船大工としてここまで育てたのは俺だ。ここで船を作ってれば命の危険はない・・・俺も昔はかなり無茶したからわかる・・・』
船大工『・・・でも、サイガは諦めないすよ多分w』
親父『・・・』
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