仲間

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同窓会から一夜明けた翌日 5人は懐かしの母校を訪ねる 昔通った中学校 当時と変わらぬ面影がそこにはあった 正「懐かしなー 全然変わってねしやー」 有紀「でも 誰も居ねやー なしたんだべ」 志穂「あだりめだべなぁ 今なづやすみだものしてぇ」 有紀「あー!んだんだ なづやすみだもんな」 隆「相変わらず 天然だな、はははっ」 有紀「うるせじゃよ」 シ『でも 誰が居るんでね 中さ行ってみねがー』 こうして5人は 母校へと足を踏み入れる 職員室には 教師が2、3人居た 教「ん!?…… おー榊 おめは…正宗!?だべ なしたんず おめだぢ揃って」 正「昨日同窓会で会ってやぁ んで中学校さ行ってみるべって話さなって…」 有紀「先生!中少し見でも良いべが?」 教「好ぎにさながぁ」 こうして 中学の中を見て周り 昔の思い出に浸る5人 隆「この後どうする?」 正「飲みに行ぐったって まだ早えや」 志穂「なぁ 久し振りにかくれんぼしねー」 シ『おめ ワラシじゃねんだし…』 有紀「いいねー やるべし」 正「んだな やるべし」 シ『マジでなぁ』 こうしてかくれんぼをする事に… ある程度の範囲を決め 中学校の外の敷地内だけという設定で行われた 5人【ジャンケンポン】 最初の鬼が決まった正宗だ 正「へば10数えるはんでな…1…2…3……」 残りの4人は散り散りに 隠れる ある者は体育館裏 ある者は校舎と中庭の通路 シンジは 校庭の方に走って行く すると 小さな用具小屋を見つけた シ【よし!ここにしよう】 扉には鍵が掛かっておらず シンジは中へと入る 入った瞬間 何か嫌な気配を感じ そこから出ようとした その時 正「有紀!みっけー」 正宗がそこまで来ていた 仕方なく シンジはその小屋に身を隠す 正宗の足音は次第にこっちに近づいて来る シンジは近くにあった さびれたロッカーを見つけると その中に身を隠した 現在時刻 PM2:00
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