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「私、彼女だよね?」
ある日そう言って涙ぐみながら彼女が俺に尋ねる。
あれ?どこかで聞いたようなセリフ?
「うん、勿論だよ」
内心意味不明だったけれど、俺は優しいから微笑み頷いた。彼女はホッとするが、俺は当然仲間を優先させる。
だって仲間って大切だろ?その子も彼女だからそれなりに大切にしたけれど、仲間は昔からのツレなんだから、比べるまでもない。
そして何より俺がいないと和真は余計に無茶苦茶するから、ついてないと後でもっと大変なフォローが必要になるから。
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