父、重道の六月二十四日

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が、その一週間後また慶美は言った。 「前に言った聖書の勉強の話し、覚えてる? あれ、私ちょっとやってみたいんだけど・・・ いいかな?」 何故か申し訳なさそうに聞く。 いや、別にいいけど・・・ 後で何かに付けてお金を騙し取られるんじゃないの? 変なとこに連れて行かれて監禁されても知らないよ? それで、諦めてくれると思った俺は半ば笑いながら言った。
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