3.乙女の表情

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  あれから、何週間か過ぎた。 奈魅に話してからと言うもの ハチミツ男を見る事は無かった。 だから自然と奈魅との会話にも 出て来なくなる。 だけど…私の頭にはこびりつく かの様に離れない。 あーなんか…モヤモヤする… 「何眉間にシワ寄せてんの?」 「えっ?!嘘?!」 急いで眉間を伸ばす私を見て 奈魅は笑ってた。 「まさかハチミツ男かあ?」 ―ギクッ… 「え?別に?」 平然を保とうとする私。 「わかりやすっ」 やっぱり ごまかせなかったか… 「それ以来見たの?」 「見てない…」 「あらー」 だからこんなに悩むんだ ただ、目が合っただけ。 いや、あっちは目が合った事すら分からないかも… 「あたし、珠亜に゙恋"だって言ったけど…珠亜自身だからね?」 「…うん。だよね」  
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