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5時間目
私が最も眠くなる時間。
黒板の字を見るだけでも
嫌になる…
ねーむーい
特別に大きな木って訳じゃないけど、この桜の木が気に入っている。
春風の独特な匂いが好き
窓際のこの席は数学の先生の声が頭に入らなくなる最高の席。
「珠亜ー?」
私の名前を呼んだこの子は、
木沢奈魅(キザワナミ)
1番仲がいい。
肩までの髪の毛が内巻で女の子って感じ。
けど
口は毒舌の上、時におっさんがでます。
「えっはい?」
「なーにボケっとしてんの?」
「ってか奈魅授業わ?!」
「あの5分前の話やめて?」
……あれ?隣のおっさんの視線がかなり痛いぞ?
「すっすみません」
「あっそぉだ」
やたらに大声の奈魅。
「なに?」
「今日さ、珠亜ん家のぬいぐ「うわああああああ」
何故、私が慌てて奈魅の口をふさいだと言うと
それわ、初めて奈魅が私の家に来た時から始まった。
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