2.出会い

2/6
前へ
/46ページ
次へ
  いつも通りの5校時目 あっまただ。 あの小さな小人(社会の先生) 自分の好きな時代を教えるとなると張り切りすぎてチョークを2本は折る。 もう力加減分かっても可笑しくないよ… なんて考えてる内に目線は、外に行った。 あー退屈。 と考えてるといきなり 少し強めの風がふいた。 「っ…」 思わず目を瞑る。 何かが手に触れたと感じ、 目を開けると ノートの上に1枚の花びら。 無性に触りたくなった。 手に取って触れた。 ――バンッ― 窓際の生徒が窓を閉める音で、はっとした。 強めの風がふいたので、授業中の教科書がバサバサと音を立てる。 あっ閉めきゃ…  
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加