2.出会い

3/6
前へ
/46ページ
次へ
  窓に手を掛けたその時――… 「!!」 思わず目線を持って行かれる。 ハチミツ色の髪… 遠くからでもわかる整った顔… スラッとしたスタイル… 乾いた土の校庭を歩く1人の男。 緩く結ぶネクタイが揺れている。 男にあまり興味の無い私でも何故か目を離せない。 あっあの制服…私の学校… そんな予感がしたら 彼が校舎に入るギリギリ 目が合った。 わずか一瞬。 ――ビクッ― 思わずある意味ドキッとなるとても冷たい目。 私わ彼が見えなくなっても、その目線を反らす事は出来なかった。  
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加