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「グォォォォォ!!」
獣の咆哮が空気を振動させて肌に響いてくる。
みなさん、こんにちは。
俺の名前は狩谷 勇、この物語の主人公です。
そしていきなりの大ピンチです。
目の前の体長2mぐらいあるとっても大きな御犬さまに食べられそうです。
この世界に跳ばされて初めての出来事が・・・獣に食べられそうだなんて。
せめて美人なお姉さまに(別の意味で)食べられたかった。
そんなバカな事を考えていたら犬畜生が大口を開けて涎を垂らしまくり飛びかかってきた。
それを呆然と見ながら考えていたことは
『あぁ、童貞のまま死ぬのか。こんなことなら決死の覚悟で真希さんの体を触りまくってやるんだった。』
と、死の間際までバカなことを考えて目をつむった。
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