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「玲介、さっき宅配便が届いてたわよ。制服が出来上がったみたいだわ」
制服の採寸はもう終えた。もちろん俺が進学する公立高校のである。
制服も買ったのに入学を取り消しとか、さっきの手紙の送り主はどうかしてる。
「一回着てみなさいよ」
ばーちゃんにそう言われ、俺は宅配便の中を開けた。
「…は?」
思わず声を出してしまった。
宅配便の中には採寸した制服とは全く違う制服が入っていた。
俺はあの時確かに学ランを着た。
でもこの宅配便の中にはブレザーが入っている。
間違えて送られてきたのか?
「ばーちゃん、制服間違って届いたんだけど」
「何も間違ってないじゃない。これは正真正銘あなたが進学する星陵学園の制服じゃないの?」
耳を疑った。
「…え?どこに進学だって?」
俺は聞き返す。
「星陵学園よ!まったく、自分が入る高校の名前も忘れたの!?」
…さっきの手紙といい、制服といい、ばーちゃんといい、なんなんだよ。
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