二十七話~温もりがあなたなら

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  触れあうことを 少しずつ怖れて 遠くで 遠くで 木霊させる 光の当たらない思いだけで 結びつけてみよう 服のボタンを一つ外して 指を絡めながら 深く深く ゆっくりと 心の温もりに 埋もれていこう 遠くへ遠くへ 限りない思いを抱いて 果てない果てない 未来と永遠が消える どこかにあるかな 心が結び付く場所 そしてだけど 思うことがある ねぇ、深い霧のようなあなた ねぇ、空をここで見ています 繋がることが私とあなた 服のボタンを一つ外して 指を絡めながら 深く深く ゆっくりと 心の温もりに 埋もれていこう 心に殻を作る私たちは お互いに剥いでいこう さぁ服のボタンを外して お互いの温もりを 確かめるように 心の殻を外して お互いの心の温もりを 確かめていこう 温もりが私の力なら 温もりがあなたの力なら
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