三十三話~かけひき

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  かけひきを覚えた頃 本当に誰も愛せずにいた 君にかけひきできない理由も それを知っていたから 遠い遠い空に 何かを投げ出すように 惹かれていく俺は 君のどこに触れているのか? わからない わからないと かけひきを使っていた頃 本気とは別世界の愛を抱いていた 恋に恋するって きっとこういうこと 俺は君に恋している だから素直に向き合うしか それが本気の恋 それが君への一途な恋
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