プロローグ

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゙大樹゙まさしくそう呼ぶに相応しい 大きな木の下に4人は佇んでいた 樹を後ろにして立っていた女と少年1人と その2人に対峙しているような雰囲気の 年が近いと思われる少年2人 「罪を犯したお前が 何をするつもりなんですか?」 「ッ・・・・・・・それは」 「お前は世の人たちに禍々しい存在 として疎まれ続ければいいんです 邪魔はしないでくれます?」 「だからこそ俺は・・・・・今回は 自分を犠牲にしてまでも守るんだ!」 「ふふふッ・・・誰もアンタになんか そんな事求めてないでしょうけどね」 一筋の風が吹いた 木の葉は揺れるつもりもないようで ただ、この様子を高くから見ていた 「レイジ・・・・・もう時間がないぞ」 隣りにいた少年にレイジと呼ばれた少年は スッと腰から短剣を引き抜いた 「そうだったね・・・・ とりあえずあの男から仕留めましょう」 向かい側にいた少年は 女を守るように立ちふさがる 「私がここはなんとかするから・・・・・ フェイズ、アナタはハルムと一緒に逃げてッ」 「アナタもこの世界も俺が守ります!! だからッ・・・・・・ここは俺に!!」 .
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