プロローグ

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女を庇う少年・フェイズが親指と人差し指で 輪っかのようなものを作りって 口に当てでヒューーッ゙と音を鳴らせば 大樹の上から大きな鳥が向かって来た 「おーいッフェイズ!!来たよぉ」 鳥のようで鳥でないその生物 の背中にはまた1人の少年が乗っていた 「ハルム!!ソイツにエメロード様も乗せて 早くここから逃げてッ!!」 「そうはさせませんよッ!」 レイジが短剣を構えて フェイズに向かって走り出せば フェイズも腰から長剣を抜き出して構える キィンッ 耳を付くような金属音 攻め合う2人はお互いに火花を散らす 「その程度の力で世界を守るなんて よく言ったものですねッ!」 言い終わると同時に レイジから放たれた魔力の波動に 吹き飛ばされる 「くはッ・・・・・・くそっ」 「目障りなんですよ!!」 倒れたフェイズを追い詰めるため さらにたたみかける 「さぁ、エメロード様はこちらに・・・」 「待って!離してッ・・・フェイズがぁッ」 安全な所へ連れ出そうとするも むやみやたらに暴れ出すエメロードを 無理やりに乗せようとするが どうやらそうもいかないらしい .
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