メリーさん、もといメリーちゃん

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「私、メリーと申します」 えらく律儀なメリーさん。正座で頭を深々と下げているメリーさんは、僕の知ってるメリーさんとは違い、人形なんかじゃなく普通の女の子。 「あの……聞いてます?」 「はっ、はいっ!」 …………その上、かわいい。 フリフリのゴスロリを着て、可愛さ3割増しに見える。 「あの……」 「はいっ。なんでしょう!?」 その時、メリーさんが僕の背後を指差した。 「そこ…、幽霊が……」 「はひーーー!!?」
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