メリーさん、もといメリーちゃん

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………数分後 「………す……せ…、……ません、すみません、すみません、すみません!」 頭上から聞こえる声。 メリーさんが謝っているようだ。 「その私達妖怪とかは一日に一度誰かをビックリさせないと、こっ、怖い大先輩の妖怪さんに怒られちゃうんです!」 良いわけだろうが、その声がかわいい。 そして!いまの状況というと、 後頭部から伝わるほどよい温かさと、気持ちが良い柔らかさ……、詰まる所『膝枕』である! もう少しこのままいたいが、よく考えれば見知らぬ少女。 一人暮らしとはいえ、これは問題だ。 「あ……、起きていいかな?」 「あっ、すみません」 「いいよ、いいよ」 そういいながら上半身を起こしたとき……。 「っクチュン!!」 もれなく顔にくしゃみが着いてきた(笑)
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