0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
ある曇りとも晴れとも断定出来ないような日。
近所の図書館へよった。
読書は好きだが図書館には週1しかこない。
本は三冊までしか借りれないから読み終わるのに一週間もかからないが
流石に高校生にもなると本を読んでばっかりもいられない。
今週は哲学の本を読む週間だ。
先週は恋愛小説週間だったから急展開といえば急展開だか恋愛も哲学も似たようなものだろう。
哲学コーナーは大体図書館の奥にある気がする。
哲学コーナーには立ち読みすらいない。
立ち読みしても本が重いから疲れるし、そもそも哲学という名前が立ち読みを拒絶しているように思える。
本の列から適当に三冊抜く。
ニーチェだろうがアリストテレスだろうが素人には違いはない。
読書に求めているのは読み終わった時の満足感だからだ。
毎週本のジャンルが変わる『常連』に職員はもう怪しむことなく本を受け取り、記録する。
哲学本三冊は重い。
少し後悔しながら帰路についた。
最初のコメントを投稿しよう!