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「おい大吾、明日は金もってこいよ」
「うう…」
バキッ
「ぐわっ!」
「チッ、しけてやがる」
「金もってこいよ」
「じゃあな虫野郎」
「かぁー…ペッ」
4人の不良はトイレを去って行った。
最後に一発頭に蹴りを入れられた大吾はさっきまでいじめられていたトイレの床にうなだれた。
トイレのまどから見える夕日は普通の人たちには壮大で気持ちよく思える夕日だが大吾には地獄の炎に見えた。
大吾は頭の中で
(なんで僕がこんなめに会わなきゃいけないんだ…地獄にいくのはあいつらじゃないのか…)
夕焼けに無惨な大吾が映る
そして大吾はとぼとぼと家への帰路についた。
「いててて…なんか頭が痛いなあ…いつもなら殴られ慣れてるから痛みなんかないのに」
家に着いた大吾は頭の痛さでさっさとねてしまった。
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