長月漣 終

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目を覚ますと私はすぐに店の方へと向かった。 店には昨日長月から買い取った思い出が瓶の中でキラキラ輝いていた。 梓「彼…幸せになれるのかな?」 幸せになってほしい。 また誰かを愛してほしい。 人は誰かを愛することで、誰かと共に生きることで幸せになれる生き物だから…。 ウィル「そんなに気になるならば見てくればいいじゃないですか。」 ウィルはどこからともなく現れ、そう言った。 あ、相変わらず予測できない奴だなぁ…。 梓「見てくればいいじゃないですかって…。見てこれるわけないでしょ。長月の未来の話なんだから。」 いつ訪れるかも分からない未来の話…。 無理だろ。
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