プロローグ

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「何が?」 うわ、すげー睨んできてる。こえーよ、なにこいつ。 「あの、何がでしょうか……」 「あんたキー・ゲームも知らないの?」 盛大なため息をもらす。……俺が何をしたっていうんだよ。 「まあ、いいわ」 この女子が……って名前を聞かないと失礼か。 「ところで君の名前は?」 「あんた馬鹿? 普通は自分から名乗るものでしょ」 キッツいお言葉。確かにそうだけどさ、もっとこう……言葉にはニュアンスってモンがあるでしょーよ。 「ディア・クルールだ」 「女みたいな名前ね」
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