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 西暦3200年。  地球は滅亡の道を歩んでいた。  3103年に大陸のほとんどが海に沈み。  世界は混沌に飲み込まれた。  それは100年前に予知していた為、擬似地球を作り人々はそこへ移り住んだ。  しかし。  擬似地球はまだ発展途中で、小さく。  生き残る人間とそうでない人とを分ける苦渋の選択を迫られた。  結果。  老人を始め、財のない者、権力のない者などが地球に捨てさられた。  だが。  そこに1人の天才が存在した。  名前はアリエル。  当時若干20歳で、彼女は地球で生き残る術を見つけた。  人間アンドロイド化。  心臓を機械に変え、瞳や内臓にウイルスを注入。  命を機械の塊に変える、悪魔の技術。  彼女は彼女が死を迎えるその直前まで、人々をアンドロイド化し続けた。  水の中でも息が出来、火の中でも燃え尽きず、酸素がなくても生きていられる。  人々は新生アンドロイドとして、旧地球で生き残った。  自分達を救った、アリエルの分も。  そして、彼らは独自の文化をつくり、自分達を捨てた新地球に。  復讐を謀る。
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